« サンプル少なくてごめんなさい | メイン | 対岸の火事だ・・・と思っている方へ »

2005年11月28日

突撃してみました

tansyuku.jpg13:30に教育委員会に突撃してきました。
まあ、おとなしい話し合いだったため、突撃と言うようなものとは程遠いと思います。

お相手は葛飾区教育委員会指導室 指導主事 Oさん。

内容は・・・
1 まだ決定事項ではなくレポートを提出した段階
2 次回の議会において議論される議題
3 広報などで通知してあるのだが反対意見がなかった(※注1)

清原さんが調査したところ、自民党は決定される懸案として通達されているとの事。
よく文教委員である梅沢氏が今回の請願を受け付ける気になったものだと思ったのだが、これも全ては中村会長のおかげではないかと考えられる。

数校の校長と話をしたのであるが、匿名を条件にこういう話をしてくれた。
現場の教師としては、土曜日の授業を復活した方が良いと言う意見が出ています。
なぜなら、その方が授業内容を濃くすることができるのと、授業の準備をするのに、学校での作業日数が増えるためです。
学校長としては教育委員会の通達に従わねばなりませんが、個人としては夏休み短縮に反対し、土曜授業の復活を願っています。

私も同様の考えであるし、現場の教師から「土曜日があった方が教えやすい」というのを聞いている。

さてさてOさんであるが、アクアさんとも話をした方なのではないかと思われるがどうだろう?
多分抗議と言う姿勢ではなく「どういう考えなのか?」と聞いたためと、子供会の会長としてPTAの役員として行ったからなのかはわからないが、少なくとも話し合いになる環境を作ってくれた。
もし同じ方がアクアさんには「決定事項」のような言い方をしたのであれば、全く話は違ってくる。

授業時間数が少ないことは教育委員会も、多くの親も理解しているのは共通意識のようである。
そこに法令により土日を授業に使うことができないため、まずは夏休み短縮を考えたのが本音であろう。
しかしそこに子供と子供の親の意見が全く入っていないのが問題なのだ。
当然の話ではあるが、勝手に物事を進められるのであれば、子供会もPTAも区政に協力などしなくなるのは当たり前となってしまうだろう。
脅しではないが、そういう可能性があるし、実際そんなんじゃ協力できないという親御さんも知っているため、そのあたりは伝えてくることができた。

さてさて、請願を出しても自民党が賛成に回っているようなのであるが、反対をしている親がこれだけいる状況だと言うことを考えておいたほうがいいだろう。
民主党のある会派は短縮反対に賛成してくれるようであるが、この請願は棄却され夏休みは短縮されることになるかもしれない。

しかしである!今回協力してくれた方々、本音を喋ってくれた教育委員会の方、自民であろうが民主であろうが子供のことを主眼としてくれた方たちは、今後こちらから応援させていただくのは当たり前である。
さて・・・請願書かかなくちゃだわ。

注1
 区民に広く知らしめる必要があるのだが、ホームページでちらっと出すだけである。
 これでは・・・・・

投稿者 damian : 2005年11月28日 14:41

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://damian.nspnet.jp/mt-tb.cgi/46

コメント

とりあえず「site:www.city.katsushika.tokyo.jp 小学校 夏休み 短縮」でググって見たけど、広報かつしかに出ていたということはないみたい。>小学校夏休み短縮

http://www.google.co.jp/search?q=site%3Awww.city.katsushika.tokyo.jp+%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1+%E5%A4%8F%E4%BC%91%E3%81%BF+%E7%9F%AD%E7%B8%AE&start=0&start=0&hl=ja&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official

投稿者 双角 : 2005年11月28日 20:04

一番上の葛飾区振興ビジョンのことを指しているんだってさ。
ふざけるなといいたい。

投稿者 彩庵 : 2005年11月28日 20:27

お話したのはOさんとは別の方ですが、彼も「議会を通さないと決定にはならない」とは話してましたね。「でも中学校の短縮が決まった時はマスコミ発表が先行してませんでしたっけ?」と話すと「いや、それはないはずです」との答え。

続けて話したのは「学校現場の先生方の反発もあるでしょうが、それよりも何よりも親の意見が全く反映されていないことが問題。中学に導入する際も賛否両論いろいろだったのですから、急いで決めなくてももっと議論する余地はあるでしょう」ということです。

指導主事はもともと学校現場にいた人だから現場の余裕のなさはご存知。そんな夏休みを短縮したからといって効果が絶大とは思っていない。けれどやはり「何かをしないと区民が納得しない」という思いを現場は持っているようです。ならばメリハリをキチンとつけて、休むときは休んで、学校ある時は学校の仕事してとやる方が有効ですよね。「学校裁量に任せる」なんて考えているのであれば尚更です。

私が訪ねて行ったとき、遠くの方で指図をしているお方がいましたが、あぁいうおエラ方の人にこそ出て来い!って言いたい。

投稿者 アクア : 2005年11月28日 23:53

夏休み短縮とは違うのですが、今回教育委員会にはもう1つ話したことがあります。それは「給食のこと」です。

小学校に入学して子どもが持ち帰ってきたメニュー表をみてビックリしました。区立保育園では和食中心のバランスの取れた(時々ヘンなメニューもあるけれど)ある程度納得はいくメニューでした。ところが小学校は1ヶ月トータルでみるとキチンと数字はあっているけれども、日々のメニューにかなりの偏りがありました。また、カレーライスの次の日にカレーうどんと「家ご飯じゃあるまいし!」というとんでもない日もあったのです。例えば11/18のメニューはこんなカンジです。
クリームチーズサンド・ツナトーストサンド・ホワイトシチュー・パイナップル・牛乳 エネルギー679kcal、たんぱく質23.6g、脂質29.9g、食塩相当量2.5g

私は栄養士でも何でもありませんが、パッと見ても「これは脂質が多すぎるだろ」とわかります。脂質の基準はだいたい25gまでだということも調べて解りました。ナルホド、前日のメニューはこうです。
麦入りご飯、魚の照り焼き、はるさめと野菜の炒め物、コンニャクのおかか煮、リンゴ、牛乳
エネルギー633kcal、たんぱく質27.1g、脂質15.9g、食塩相当量2.4g
・・・全然違うじゃん。

で、栄養士に聞こうとしても本田小には栄養士の配置がありません。なのでこのメニューは「葛飾区立小学校標準メニュー」なるものだというのです。教育委員会の中で栄養士と数名で構成される委員が献立作成をしているとの事でした。

葛飾デフォルトがこれか。ちょっと情けない。食育だなんだと言われているけれど、これはちょっと頂けない。もう1つ気がついたのは同じ葛飾区内小学校でも栄養士配置されている葛飾小学校のメニューは全然違うということ。こちらは栄養士さんがきちんと立てているので、見ても納得のいく献立。日々の偏りもありません。同じ区立なのになんで?栄養士配置校は3分の2くらいだそうですが、配置されていない学校はソンした気分。食材の発注なども栄養士が行うので、熱心な栄養士さんは「地場産の野菜を使用」とかやっているようですが、そもそも栄養士がいなければそんなことはできません。栄養士の配置があるかどうか、学校紹介の冊子にも記載はなかったよ。と、いうかあるのが当たり前だと思ってたからものすごいビックリしました。学校給食って教育の一環と位置づけられているんですよ?栄養士配置されていない学校がいっぱいあるなんて、それでいいのか葛飾区。

夏休み短縮とは全く関係ありませんが、かなり驚いた御報告でした(_ _)

投稿者 アクア : 2005年11月29日 00:15

>「ないはずです」
「はず」じゃなくて、ちゃんと調べてから言ってもらえませんか?ってな感じですね。
青木区長が口を滑らせて言質を毎日新聞に取られたんじゃなかった?

Oさんも言っていたが、昨年K中学が荒れているとかってのが、半年以上たってから毎日新聞が事実をさらに誇張して書いて、当時はもう落ち着いていた学校を再度ざわざわさせたような例もあります。
特定マスコミへの不信感はそういうところにもあります。

さて、給食についてはある親から聞きました。
この件に関しては何度も学校や教育委員会に話しています。(私ではありませんが)
子供から給食がおいしくなくなったと、現在の栄養士の方になってから言われ、献立を見てみるとアクアさんのおっしゃる通り。
ちゃんと計算されているのか?味は?
そう気になるのは親として当たり前のことでしょう。
ところが現在の栄養士は、献立数も少なく、同じ献立を使い回ししているため、いついつはカレーとか決まってしまっています。
ということで、正式に言っているそうなのですがいまだ改善されないのは残念です。

投稿者 彩庵 : 2005年11月29日 08:47

問題の根源は「23区で一番低い教育レベルの改善」であることは周知の事実。
 それに対しては単純には授業時間を増やす(昔に戻す)傾向も納得できる。
土曜復活は今更難しいから夏休み短縮という地方公共団体としての区の事情も理解できる。
 しかし、こちらで言われる通り、そういう教育改革に「親や子供の意見」がどこまで入れられているか?が大きな不満なのである。
 手続き的には教育振興ビジョン策定委員会の中で公募を含めた「区民の声」を聞いた結果となっている。いわゆるアリバイ会議だ。

 こういった「区民参加の政策決定」が難しいのはこの問題に限ったことではない。

 では、参加の仕方とか手続きとかの問題を別にして「23区で一番低い教育レベルの改善」を目的にしたら・・・

 夏休みも短くして土曜日もやってでも良いが、それは今の葛飾区の先生のレベルでは人件費が嵩むだけで効果が少ないのはたやすく想像できる。

 普通の社会人的発想に基づけば、学力向上のためにはもっとコストパーフォーマンスを良い「学習塾・進学教室との連携」は真剣に考える必要がある。

 極論から言えば学校の授業時間をもっと少なくしても学習塾などへ依頼してレベルの高い授業を学校でしてもらう。先生はその間別の仕事をしてもらうかアシスタントでもすれば良い。
 私自身30年前に小学生だったころ公立小学校には友達と遊ぶ為に行って居たし、学力向上は学習塾で徹底的に取り組んだ。

 昔から学力向上は塾の仕事なのだから、公立学校に無理に期待することは非効率極まりない事実は良く認識すべきだ。

 突拍子もない話に思えるかも知れないが、一部私立高校や大学では既に開始されていることだ。

 この国の将来を背負う子供たちの学力向上にはもっと真剣に取り組んで貰いたい。

投稿者 たっきい : 2005年11月29日 10:44

たっきいさま>
コメントありがとうございます。
教育レベル改善は間違いなく必要だと感じていますし、振興ビジョンについても解説していただきありがとうございます。
冷静な意見、いつも頼もしく感じております。

投稿者 彩庵 : 2005年11月29日 10:53

本題じゃない方に、引っ張っちゃいますが・・・・。

いわゆる「食育」ということについては、何の考えないんでしょうね。>教育委員会のお歴々
よく聞くキーワードだと思うんですけどねぇ。

投稿者 双角 : 2005年11月29日 23:59

食育ってのは最近のキーワードになってきたのですが、個人的には家庭で行うもんじゃないかと思っていたりします。
まあ給食において食材や調理に関しての関心や、その食品安全性や理由を知るってのも一つの手ではあると思います。

投稿者 彩庵 : 2005年11月30日 00:08